私自身、本格的にアロマテラピーを勉強するまでは、香りで多少リラックスすることはあっても、それが心身のトラブルを回復するまでには至らないだろうと思っていました。「精油」の成分の濃さを知らなかったので、「たった1滴で何が出来るか」「香りなんてリラックスできる程度」と懐疑的だったのです。
しかし、精油の成分が有機化合物の集合体であり、その成分によってさまざまな不調を改善する力があることを知り、うまく利用すれば「病気」とはいえない身体の不調、例えば「寝つきが悪い」「肩が凝る」「気分がすぐれない」「風邪をひきやすい」「花粉の季節がつらい」などを軽減することが出来ることを実感しました。
ただし、薬や化粧品とは違いますので、あくまでも自己責任において使用してください。


(社)日本アロマ環境協会では、アロマテラピーについて下記のように定義しています。
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アロマテラピーは精油を用いてホリスティック(※)な観点から行う自然療法である。
アロマテラピーの目的は以下のとおりである。

    リラクゼーションやリフレッシュに役立てる
    美と健康を増進する
    身体や精神の恒常性の維持と促進を図る
    身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す

※ホリスティックとは、 「全体」「つながり」「バランス」 といった意味を含みます。
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「精油」の特性について

一般に「アロマオイル」とか「ポプリオイル」とか呼ばれているものは合成香料で「精油」ではありません。原材料が自然の植物なので、本物の「精油」は高価なものという概念を持ったほうが良いと思います。間違っても100円均一などで購入しないでください。

「精油」は植物の花、葉、根茎、木皮、樹幹、果実などからそれぞれの方法で抽出される特有の芳香をもつ揮発性の油です。精油の特長としては①「芳香性」(強い香りがする)、②「揮発性」(蒸発する)、③「親油性(脂溶性)」(油に溶けやすい)という3つの特徴を持っています。水には溶けにくいのですが、油やアルコールにはよく溶けます。ただし、「油」という文字が含まれていますが「油脂」ではなく、オリーブ油などの植物油とは違います。植物油は、主に脂肪酸とグリセリンからできていますが、精油は、植物が作り出した天然の化学物質である有機化合物の集合体です。

「精油」は光や熱で劣化し、酸化しやすいので、遮光瓶に入っています。日光が当たる場所や高温多湿な場所は避けて保管しますが、未開封で2年、開封後は半年から1年で使い切らなければいけません。特に柑橘系の精油は劣化が早いので、半年以内に使い切るようにします。

古くなって使い切れない精油は、エチルアルコールで希釈して香水にしておくと何年でも置いておけるので、無駄になりません。 香水の作り方はこちら


安全な精油を使うために

いろいろなメーカーから発売されていますが、(社)日本アロマ環境協会の「AEAJ表示基準適合精油認定制度http://www.aromakankyo.or.jp/aeaj/institution/oil/index.html」にあるリストを参考に、安心して使えるものを選んでください。掲載されている精油は、(社)日本アロマ環境協会が成分を分析・確認しています。
※リストにないメーカーの中には、協会がテストをしていない場合もあり、「ないから必ずダメ」ということではありません。

amazonでの購入は、送料無料の店と有料の店があるので、買う前に気を付けてください。
※「精油のプロフィール」で個々の精油からリンクしている店は、リンク設定時に送料無料だった店なので、参考にしてください。
ただし、その後変更される可能性もあるので、購入の際には、必ず「送料無料」であることを確認してください。

※送料無料・有料を含め、amazonで扱われているすべての精油の一覧はこちらです。
アロマオイル 生活の木(amazon)

アロマオイル全般(amazon)
お店に行くと同じ精油でも種類が多く、どれを買ったらいいのか迷います。こちらでは、最もポピュラーな精油をご紹介していますので、購入の際は参考にしてください。特に、ユーカリは「グロブレス」という種類を買ってください。他の種類はお掃除くらいにしか使えないものもありますので、要注意です。
ラベンダーも産地ごとに多種ありますが、フランス産でいいと思います。

また、精油は種類によってとても値段が違います。原材料の貴重さに左右されますが、特別高い精油を使わなくても同じような成分や働きをもった精油は他にもありますので、無理して高いものを買う必要はありません。
うまく組み合わせて目的にあう使い方をしてください。

amazonでの購入は、送料無料の店を選ぶようにしてください。
※「精油のプロフィール」で個々の精油からリンクしている店は、リンク設定時に送料無料だった店なので、参考にしてください。
変更される可能性もあるので、購入の際には、必ず送料の有無を確認してください。
※製品ページに「送料無料」の記載がないものは、有料です。

香りの種類別 精油のプロフィール

フローラル系の精油
 フローラル系の精油は大量の花から少量しかとれないので、どれも高価なものが多くなります。
 香りはすばらしいですが、目的だけに限ると他の精油でも代用できるものがたくさんあります。

ハーブ系の精油
 ほとんどはハーブの葉や花から抽出されます。比較的安価でありながら、生活には役立つ
 精油がたくさんあります。

エキゾチック系の精油
 東南アジアでとれる植物が多く、独特な香りを持つ精油が多くあります。

樹木系の精油
 ヒノキや松など、樹木からとられる精油なので、森林浴のような効果を期待できます。

樹脂系の精油
 歴史のある精油が多いです。

柑橘系の精油
 柑橘系の果皮から抽出されるので、フルーティーでみずみずしい香りがします。
 レモングラスやメリッサは草ですが柑橘系の香りがします。

3ml
高価な精油です。 ダマスクローズを水蒸気蒸留法で抽出した香りです。高貴な香りと言われますが、結構好き嫌いがあると思います。

精神的な落ち込みを改善してくれる効果があると言われています。 フェイシャルトリートメントによく利用されます。

また、生理前症候群(PMS)や月経痛にも効果があると言われています。

たくさんの花からごく少量しかとれないので非常に高価な精油ですが、抽出後に残った蒸留水が「ローズウオーター」として売られており、こちらは高くありませんので、化粧水として使うことが出来ます。
1ml 高価な精油です。
キャベッジローズ(Rosa Centifolia)から揮発性有機溶剤抽出法で抽出した香りなので、ローズオットーとは違う香りです。

香りの美しさはローズ・アブソリュートのほうが優れていると言われています。

ネガティブな感情すべてを和やらげる特性があると考えられており、情緒不安定、自信喪失などのとき安定を与えてくれます。

ローズオットーはほぼ無色ですがローズ・アブソリュートは透き通るような赤色をしています。
高価な精油です。
女性に好まれる甘美な香りがして、心身ともにリラックス効果があり、うつ状態を改善したり、産後のマタニティブルーによいとされています。

また、自信喪失したような時に気分を持ち直すのに役立つと言われています。

ホルモン分泌を整える働きがあり、生理痛や不快な感じを和らげると言われています。

ジャスミンは、揮発性有機溶剤抽出法で抽出した「ジャスミン・アブソリュート」です。抽出には大量の花を必要とするため、大変高価な精油です。
3ml 1ml 高価な精油です。
柑橘系の爽やかさとフローラルな香りの両方をもつ独特の素晴らしい香りがします。

心地よいリラックス感を与えてくれるのでよく眠りたいときの香りとして適していますが、とても高価で、3ml(60滴)買うと1万円以上します。よほどネロリの香りが好きなら利用する価値がありますが、リラックスや安眠のためだけならラベンダーやカモミールローマンで十分だと思います。
ネロリを抽出したあとに残った蒸留水が「オレンジフラワーウオーター」として売られています。
若干高価です。
ハーブ調の中に青リンゴのようなフルーティーな香りが混じっています。不安や緊張・怒りなど感情をおさえて心を落ち着かせてくれます。

ラベンダー同様、痛みやかゆみなどに有効なので、ストレスから来た心身の不調にも使えます。長く使う場合は、カモミールローマンとラベンダーを一週間交代で使用することをおすすめします。

安眠したい時にはぜひ使いたい精油で、作用が穏やかなので子どもにも安心して使用できます。子供が就寝時にむずがったりするときにカモミールの香りを助けにしてください。

ローズオットーに似たニオイがし、ゲラニオールなどローズと共通の成分が含まれています。

不安や落ち込み、うつを改善して気持ちを明るくする効果があると言われており、気分が落ち込んだ時には同様の働きがあるベルガモットとのブレンドがお薦めです。ストレスを減少させるので穏やかな気持ちを取り戻させてくれます。

特徴成分ゲラニオールの働きで、更年期や月経前などホルモンのバランスが崩れがちな時に利用すると良いです。

フェイシャルトリートメントでは皮脂分泌を整えるので、乾燥肌でも脂性肌でも使えます。また、むくみを取り血流を改善するので肌色がさえない時にも肌全体を浄化してくれます。
穏やかなフローラルの香りのラベンダーは「万能精油」と呼ばれる程に様々なことに使えます。作用が穏やかで子どもにも安心して使用できますので、香りが嫌いでなければぜひ1本お持ちください。

緊張や不安感をおさえて気分をゆったりとさせてくれます。心地よく眠りたいときの香りとしても大変適しています。ラベンダーの香りが苦手な場合は、オレンジスイートやベルガモットなどの柑橘系精油とブレンドすると爽やかで心地よい香りになります。

精油を原液のまま肌につけることはよくないのですが、ラベンダーとティートゥリーのみ少量であれば直接肌使うことが出来、ラベンダーは火傷を楽にしてくれます。また肌のかゆみも緩和します。
甘味のあるスパイシーな香りがします。

スクラレオールという成分が女性が体内で分泌する成分に似ていることから、主に生理時期の不調や更年期に特性を発揮するとされています。

心を穏やかにする働きがあるので、プレッシャーから精神的にこわばっている時や、心配ごとで頭がいっぱいな時、混乱している時などに使うと心を鎮めて安らぎを与えてくれます。

スパイシーさの中にほのかな甘みのある香りがします。

緊張や不安定な気持ちをほぐして、リラックスすることが出来るので、心地よく眠りたいときには適しています。ラベンダーの香りが苦手という方にはお薦めです。

悲しみや孤独感に襲われたときや心理的に落ち着かず、行動と言動が過剰になりがちな時に自己抑制を取り戻すのを助けると言われています。

制淫特性があります。

 血行をよくする働きがあるので血液循環を良くして冷え性、肩こり、足のむくみ、生理痛、腰痛、筋肉痛などにも効果があります。
樟脳のような強い香りがします。

血液循環をうながし、発汗作用・利尿作用があるので老廃物を体外に出してくれます。筋肉痛やリウマチ痛を緩和すると言われています。

若返りの水「ハンガリアンウオーター」として有名で、収れん作用があるのでスキンケアにも使われます。

頭をすっきりさせたい時に役立つので朝の目覚ましには最適な香りです。
ミント系のスッキリした中にほのかな甘さを感じる香りです。

リフレッシュとリラックスの2つの効果を持っているので肩こりにも使えます。

胃腸の不調を改善するので腹部のトリートメントにも使われますが、刺激があるのでマッサージオイルを作るときは1%未満に希釈してください。

l(エル)-メントールの働きで頭痛や吐き気、鼻づまりのときに使うと楽になります。乗り物酔いや花粉症の季節など、ティシュに1滴垂らしてそばに置くと楽になります。
(フェンネルビターは毒性があるので使ってはいけない)
スパイシーですこしフローラルな香りがして、緊張をほぐしリラックスさせる働きがあるといわれています。

また、別名「ウイキョウ」、漢方では安中散という健胃剤の生薬として利用されてきました。消化不良や胸焼け・お腹の張りを和らげてくれるので、アロマテラピーではキャリアオイルに希釈して腹部や脚のトリートメントによく使用します。
イランイランとはマレー語で花の中の花という意味で、興奮させる催淫効果を持つ酢酸ベンジルが多く含まれます。

アドレナリンの流出を抑えてストレスを抱えて不安や怒りの感情にとらわれた時、緊張感を和らげ、抗うつの効果も期待できます。リラックスするというよりも気持ちを楽しくしてくれるアロマオイルです。

ただ、香りが強烈なので、長時間使ったり大量に使うと頭痛や吐き気をおこすことがありますから、使用量には注意してください。特に妊娠初期と、低血圧の方は使わないでください。
少し甘味のあるウッディーな香りがします。
日本ではお香の白檀(びゃくだん)として古くから親しまれていますので、茶道や香道の心得がある方は知っている香りだと思います。

リラックス効果があるのでストレスを和らげるはたらきがあります。

また、呼吸器に対する消炎作用があり、せき出たり痰がからむなど喉の不調を改善します。深くリラックスできる香りなので、就寝時に使うと良いのですが、うつの人が使うと症状が重くなると言われていますので、注意してください。

香りが弱いのですが、長時間残りやすいので大量に使わないでください。
墨汁のようなスモーキーな香りがします。

メンタル効果があり、心に客観性を持たせて落ち着きを与えてくれるので、くよくよしている時に芳香浴で使ってください。

香りが長く残るので、香水をつくるときに加えておくと良いです。

皮膚の炎症を改善するので、肌荒れや手荒れのマッサージオイルとして使うとよいです。

食欲を抑え、利尿作用が期待できるので、ダイエット中にも使える精油です。
土のようなスモーキーな香りで香水としてブレンドされることも多いです。

心を静かにしてくれるので気持ちが高ぶっている時や緊張感が高すぎるときに使うと仕事の際に気持ちを集中させることができます。

また憂うつな気持ちの時も平常に整えることが出来ます。マッサージオイルとして使うと血行促進に役立ち、筋肉痛やからだのコリを緩和します。血行促進作用で肌のトラブルも取り除くので、疲れて肌荒れがおこるときも使えます。
お酒のジンに使われている香りです。

発汗をうながしたり、利尿作用があるので、新陳代謝を促して体内の毒素を体外に出してくれます。ダイエットにも期待できます。むくみを取ってくれたり、授乳中に尿量が少なくなって母乳過多になっている時には楽にしてくれます。

身体がすっきりしないときには少し熱めのお風呂にジュニパーベリーを3滴入れて半身浴すると良いです。

また、心が鎮まるので、仕事や勉強で集中力を発揮したいときにも適しています。

ただ、長期間使用すると腎臓を刺激する場合があるそうなので、腎臓に障害がある方は避けてください。通常の使用でも長期間継続して使わずに、1~2週間使ったら同期間はお休みするなどしてください。
樹木系ですが、オレンジビターの葉から作られるため、少しフローラルな香りも混ざっています。

副交感神経に働きかけて自律神経を調整するので、心が不安定なときに使えます。仕事で不安とプレッシャーが大きいときなど、気持ちを落ち着かせて自信を取り戻してくれます。

ローズマリーとブレンドするとさらにスッキリ感が増します。

また、中枢神経を抑制するので不眠の改善にも期待でき、そのときはベチバーやパチュリ、ラベンダーなどとのブレンドがよく合います。
ヒノキの香りがするので、森林浴をしているような気分になります。そのため、イライラしている時や怒りが鎮まらない時、集中力がなくなった時などに心を落ち着かせてくれます。

また、月経前症候群(PMSや更年期のいろいろな症状を改善します。

風邪などで咳が出るときにも役立ちます。筋肉の緊張を和らげることも期待できるので、マッサージオイルに使うと良いです。セルライトにも作用します。
精油は数種ありますが、アロマテラピーで使うのはグロブルスという種類です。(他の種類はお掃除くらいしか使えないので買うときは注意してください。)

強い抗菌力があるので風邪の予防に使えます。
精油の50%以上をしめる「1.8(いちはち)-シネオール」という成分は痰を切る作用が優れているので、風邪や花粉症で痰がからんだ咳がでる時や、鼻づまりなどに効果的です。

また、筋肉の炎症を鎮めるので、スポーツ後のマッサージにも使います。香りが刺激的なので、顔の周りで使うときは目を閉じてください。
消毒液のような清潔な香りがします。

優れた抗菌特性があるので、風邪や花粉症の季節にティッシュに1、2滴落として身近なところに置くのがお薦め。

イライラした気分の時や精神的ショックを受けた時も気持ちを落ち着かせてくれます。 消臭効果にも優れているので、洗濯の時に洗剤と一緒に洗濯機に数滴落としたり、拭き掃除のときに使うといやなニオイをとってくれます。

ティートリーは、例外的に少量を原液のまま用いることができますので、ニキビの消毒などに利用できます。(※パッチテストを行ってください)。
『松』から採取した精油ですが、通常アロマテラピーで用いるパイン精油は、学名を「pinussylvestris」というものです。

森林浴のようなすがすがしさを感じさせる香りで、殺菌消毒作用が強く、空気を浄化したり、気分をリフレッシュしてくれます。

ヒノキ科の精油とともに、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを分解する作用が高いことがわかっています。新築やリフォーム後の家屋内では、芳香浴に使うとよいです。呼吸器系の感染症の改善にも役立ちます。
某テレビ番組で紹介されて「若返りの精油」として一躍有名になりました。

シミやシワを消すほどの若返り効果があると言われており、高級化粧品にも使われています。キャリアオイルで1%未満に希釈してマッサージオイルとして使うとよいです。

香りはクセがあるので好き嫌いが分かれると思います。出来れば買う前に店頭でテスターを使って確認してください。

 のどの粘膜を鎮静し、抗カタル作用がありますので、鼻風邪の症状緩和にも役立ちます。 「乳香」と呼ばれて、不安な心を落ち着け、呼吸をやわらげます。聖書にはイエス・キリストの誕生の贈り物としてミルラと共に捧げられたとあります。信仰の香りとしても歴史的に親しまれてきました。
安息香とも呼ばれ、香木として古代から宗教的な儀式に利用されてきた薫香でした。甘いバニラのような香りがします。

深くリラックスさせてくれて、幸せな気分になりますので、ストレスから開放してくれて、孤独感や疲労感を和らげますが、車の運転前などは利用しないほうがよいです。

 呼吸器が原因のトラブルに役立つので、風邪の予防になります。 肌に対する鎮痛効果があるので、かゆみや湿疹を改善してくれます。

キズの手当て、ニキビや乾燥肌の改善にも期待できますが、刺激があるので肌の弱い人は気を付けてください。(※使用前にバッチテストをおこなうこと)
好き嫌いの少ない、甘く爽やかな香りです。作用も穏やかなので、子どもの使用にも適しています。

心に安らぎと元気を与えてくれるので、心配事で気分が落ち込んでいるときや、元気がなく前向きな気持ちになれない時には使えます。

また、リラックス効果も高いので安眠したい時にも期待できます。柑橘系ですが、光毒性はありません。(オレンジ・ビターにはあります)

安価な精油なので、就寝前の入浴で、浴槽に数滴(最大5滴まで)入れて、アロマバスとして楽しむのも良いと思います。
清々しく爽やかな香りですが、精油の中で最も光毒性が強いので、肌に使ったあとは1日紫外線をあびないようにしてください。

使うなら夜がお薦めです。
 ※光毒性とは、紫外線にあたることで炎症をおこしたりシミをつくったりする作用のことです。

心を明るくしてくれるので、気分が落ち込んだときには気分をリラックスさせてくれます。ラベンダーとブレンドして就寝時に使うととてもよいです。
果物のグレープフルーツの香りです。気分を明るくリフレッシュしてくれます。気分にムラが生じて不安定になっているときに役立ってくれます。

また、グレープフルーツ の香りには体脂肪の燃焼を促すホルモンを分泌する効果があると言われており、ダイエット効果が期待できます。

代謝をアップする働きがあり、利尿を促進するのでむくみを改善します。サイプレス、ジュニパーベリーなどと共に、マッサージオイルとして使うとよいですですが、光毒性があるので使用後は日光に当たらないでください。
果物のレモンの香りです。気分を明るくリフレッシュするので、仕事や勉強など集中力・記憶力を発揮したい場面で活躍します。その際は、ローズマリーとブレンドすると特に効果的です。

レモンには抗菌性があるので、ルームスプレーとして使うとお部屋を清潔にしてくれます。

マッサージに使うときは、光毒性があるので使用後は日光に当たらないでください。
イネ科の草ですがレモンのような柑橘系の香りがします。
筋肉の炎症や痛みをとるので、疲労回復や肩こり、神経痛などに役立ちます。虫除けの効果も有名です。

※刺激があるので、敏感肌にはむきません。特に子どもには使わないでください。(※使用前にバッチテストをしてください。)
高価な精油です。草ですが柑橘系の香りがします。

高ぶった気持ちを落ち着かせて神経の緊張感を取り除き、明るい気持ちにさせてくれます。ショックなことがあったり、パニックを起こしたような時に使えます。
生理痛やPMSの緩和が期待できますが、刺激が強いので、妊娠中、授乳中の使用は避けてください。

肌のかゆみや湿疹も改善しますが、刺激が強いので、使用量に注意し、希釈濃度は0.5%くらいにしてください。
精油のプロフィール」を見て、目的と香りの好みから使用する精油を選んでください。

それぞれの方法ごとに使用できる最大滴数がありますので、多すぎないよう注意してください。
精油瓶にはドロッパーがついています。
ゆっくり傾けて少し待つと一滴落ちてきますので、振ったりしないで正確に一滴を計ってください。

精油は、嗅覚・粘膜・皮膚などから吸収されて、最終的には肝臓で分解されて体外に出ていきます。
そのため、大量に摂取すると肝臓に負担がかかります。

日本人は欧米人に比べて肝臓の機能が弱いと言われていますので、決して飲んだりしないでください。
原液が身体に直接ついた場合も、大量の水で洗い流すようにしてください。


■精油をそのまま使う方法

芳香浴法:長時間行うと香りを感じにくくなるので、時々換気してください。

※手軽で最もお薦めな方法!
(1)ティシュペーパーやハンカチに直接精油を落として枕元や仕事中に傍に置いておきます。
   特に器具を必要とせず、効率的に芳香浴を行うことが出来ます。
   色の強い精油があるので、ハンカチに垂らす前に確認してください。
   安眠したいときは、安眠効果を期待できる精油を一滴垂らしたティシュを
   枕元に置くのが簡単で効果があがります。

   ※1回の使用量は1~2滴まで

(2)キャンドル式のオイルウオーマーを使う場合は、上皿に水を貼って、
   そこに精油を垂らします。
   電気やろうそくで温めて部屋中に香りを拡散させます。
   火を使う場合は周りに燃えやすいものがないよう、注意してください。
   アロマディフューザー(電気式拡散器)を使う場合もキャンドル式と同じです。

   ※使用量は部屋の広さに合わせて1~5滴まで

(3)熱湯に精油を垂らすと、香りが早く広がります。

   ※1回の使用量は1~2滴まで



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沐浴法:

(1)全身浴は浴槽に湯を張り、お風呂に直接精油を垂らす方法ですが、
  水には溶けにくいので肌の弱い人には向きません。
 
   ※1回の使用量は1~5滴まで。

(2)半身浴はみぞおちあたりまでつかる湯量にして、お風呂に直接精油を垂らす方法ですが、
   水には溶けにくいので肌の弱い人には向きません。
   全身浴に比べて、心臓への負担が少ないので長時間入ることが出来ます。

   ※1回の使用量は1~3滴まで。

(3)足浴は、洗面器にお湯をはって、足首あたりまでつかるようにします。
  全身の血行がよくなります。

   ※1回の使用量は1~3滴まで。

(3)手浴は、洗面器にお湯をはって、手首あたりまでつかるようにします。
   上半身の血行がよくなるので、肩こりが気になるときは気軽に出来てお薦めです。

   ※1回の使用量は1~3滴まで。

 蒸気吸入法
(1)お湯をはった洗面器やマグカップに精油を垂らし、バスタオルを頭からかぶって
   蒸気を吸い込みます。
 刺激があるので、目は閉じてください。また、咳が激しいときには避けてください。
 刺激で咳がひどくなることがあります。

   ※1回の使用量は1~3滴まで。

■精油を希釈して使う方法:キャリアオイル・エタノール・精製水を使います。

キャリアオイル(油性の基材)について

精油を肌につける場合には、植物油で希釈して使います。
 (例外的に原液をつけてよいのはラベンダーとティーツリーだけ)
マッサージ用にトリートメントオイルを作る場合は、量を使うので、値段を相談してどれを選ぶか決めるのがよいと思います。
また、油は酸化しやすいので、開封したらなるべく早めに使い切ってください。

 
(1)スイートアーモンド油
   ニオイはほとんどなく、無色~淡黄色です。
   主成分はオレイン酸とリノール酸で、化粧品にもよく利用されています。


(2)オリーブ油
  淡黄色から淡緑黄色をしています。
   主成分はオレイン酸とリノール酸で、化粧品や医療分野でも利用されています。


(3)マカデミアナッツ油
  淡黄色をしています。
  主成分はオレイン酸と皮膚の成分と近いバルミトレイン酸です。
  バルミトレイン酸を20%含んでいるのでスキンンケアによく利用されます。


(4)ホホバ油
  植物油ではなく、液体ワックスです。ロウに分類され、油脂ではありません。
  気温が15度以下になると固まりますが、温めると液体に戻ります。
  酸化する速度が遅く、長期間保存するには向いています。


(5)植物性スクワラン
 オリーブ油などに由来する炭化水素を還元して作られる飽和炭化水素です。
 還元しているので酸化しにくい。


水性の基材について

(1)水(精製水・蒸留水・飲料水)
   水道水には塩素などが含まれるので使わないでください。
   薬局で手に入りますが、飲料水はミネラルの少ない軟水を選んでください。

(2)芳香蒸留水
   精油をとったあとに残った蒸留水です。ローズ、ラベンダー、オレンジフラワーなどがあります。

(3)アルコール(エタノール)
   精油は水には溶けませんが、先にアルコールに溶かしてから水を加えると溶けやすくなります。
   無水エタノール、消毒用エタノール、アルコール度数の高いウオッカなどが使えます。

マッサージ用トリートメントオイルの作り方
(1)キャリアオイルを計測して、遮光瓶に入れます。
(2)使用目的にあった精油を選びます。
(3)精油が1%になるよう、遮光瓶に垂らしてよく混ぜます。
   ※精油1滴は0.05mlなので、
    キャリアオイル10mlに対して2滴入れることが出来ます。
    複数の精油をブレンドしたい場合は、キャリアオイルの量を増やしてください。


作ったオイルは直接肌につけて、セルフマッサージします。
痛みがある、コリがあるなど気になる部分につけたり、フェイシャルマッサージを行ったりします。

ブレンドは目的にあった精油を選ぶようにします。
オイルは酸化しやすいので、1週間程度で使い切れる量を作ります。
1か月以上たったものは使わないでください。

※使用前にはバッチテストをおこなって異常がないことを確認してください。
 希釈したオイルを手首の上あたり(腕の内側の柔らかい部分)につけて48時間程度様子をみます。
 異常を感じたら大量の水で洗い流してください。



香水スプレーの作り方
(1)ガラスのビーカーに目的に応じて選んだ精油20滴を入れます。
(2)エタノール10mlを計量し、ビーカーに入れて混ぜます。
(3)アトマイザーに移して一週間程度熟成させます。

香水のように吹きかけて使います。
エタノールなので、オイルと違って使用期限はありません。
何年も置くと熟成されてマイルドな香りに変わります。
使い切れなくて使用期限を過ぎそうな精油はまとめて香水にしておくと
ずっと使えますので無駄になりません。

アトマイザーは100円均でも売っていますが、ガラス容器を買うようにしてください。
プラスチックは溶けてしまいます。


ルームスプレーの作り方

(1)無水エタノール5mlを計量し、ガラス製の容器に入れます
(2)そこに精油を入れます10滴入れます。
(3)精製水または軟水ミネラルウォーター45mlを入れてよくかき混ぜます。
(4)スプレー容器に移し替えます。
  ※精油が薄まっているので、スプレー容器はプラスチック製でも大丈夫です

部屋にスプレーして使います。
風邪や花粉症の季節に効果を期待できる精油をブレンドすると室内を快適に保てます。


(1)キャリアオイルを計測して、遮光瓶に入れます。
(2)使用目的にあった精油を選びます。
(3)精油が1%になるよう、遮光瓶に垂らしてよく混ぜます。
   ※精油1滴は0.05mlなので、
    キャリアオイル10mlに対して2滴、20mlなら4滴入れることが出来ます。
    複数の精油をブレンドしたい場合は、キャリアオイルの量を増やしてください。

お薦めブレンド ※キャリアオイル20mlに対して4滴入れる場合


(1)肩こり・腰痛・筋肉疲労の改善
 気になる部分に塗って、撫ぜさするようにマッサージしてください。

  ・フローラルな香りが好きな場合
   ラベンダー2 ゼラニウム1 スイートマジュラム1
  
  ・柑橘系の香りが好きな場合
   レモングラス2 ペパーミント1 プチグレン1
   ※刺激があるので、バッチテストを忘れずに!

  ・スッキリした香りが好きな場合
   ジュニパー1 ローズマリー1 ペパーミント1 フェンネルスイート1
   ※てんかんの持病のある人はローズマリーを抜いてください。

  ・ウッディな香りが好きな場合
   サイプレス2 ベチパー2
  

(2)むくみ改善、ダイエット
  サイプレス2 グレープフルーツ1 フェンネルスィート1

(3)生理痛・PMSの緩和

  生理の1週間くらい前からお腹に塗ってください。

  ゼラニウム1 クラリセージ1 ラベンダー1 イランイラン1
(1)ガラスのビーカーに目的に応じて選んだ精油20滴を入れます。
(2)エタノール10mlを計量し、ビーカーに入れて混ぜます。
(3)アトマイザーに移して一週間程度熟成させます。
   ※アトマイザーは100均でもガラス製のものがあります。
    (プラスチックはNGです)

お薦めブレンド

(1)風邪を予防したい
  ユーカリ5 ティーツリー5 ペパーミント3 パイン3 ラベンダー2 ローズマリー2
  ※てんかんのある人はローズマリーを抜いてください。

(2)花粉症、鼻かぜ症状を緩和したい
  ペパーミント8 ユーカリ5 ティーツリー2 オレンジスイート5

(3)咳、喉の違和感を緩和したい
  サンダルウッド5 サイプレス5 ペパーミント2 ローズマリー3 ラベンダー5
  ※てんかんのある人はローズマリーを抜いてください。

(4)安眠したい
 ・フローラル系
  ラベンダー5 カモミールローマン5 ゼラニウム5 イランイラン3 ベチパー2

 ・柑橘系
  オレンジスイート8 ベルガモット5 プチグレン5  ベチパー2
 
 ・ウッデイ系
  サンダルウッド8 ベチパー5  カモミールローマン5  ゼラニウム2
  ※うつ気味な人はこのレシピを避けてください。


(5)気分の落ち込みを解消したい
 ・フローラル系
  カモミールローマン5 ゼラニウム5 ラベンダー5 イランイラン5

 ・柑橘系
  ベルガモット5 グレープフルーツ5 オレンジスイート5 スイートマジュラム5